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俺、まちがってねぇよな?

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名言に打ちのめされたきゃ、マンガ「バーテンダー」を読もう

どうも、星川(@Soh_RundabanSP)です。

 

「Bartender(バーテンダー)」というマンガはご存知ですか?

その名の通り、バーテンダーが主人公のマンガです。

 

バーテンダーと言うと「付き合ってはいけない3B」に代表されるような、ちょっとチャラいイメージがありますよね?(笑)

ところがどっこいこのマンガは、なかなか骨太のヒューマンストーリーとなっています。

 

特にシビれる名言が多いんですよね~。

 

今日はその「Bartender」からいくつか名言をご紹介します!

心にグッとくる言葉ばかりです。

 

悲しみ方も人それぞれ

人前で大声で泣くものが本当に悲しんでいるとは限らない 人に隠れバーのカウンターで1人泣くものが一番苦しんでいることもある

第二巻 バー・ホッパーより

バーを転々と飲むのを趣味とする「バー・ホッパー」を父にもつ女性が来店する。

女性は祖父に冷たかった父を恨んでいると、主人公のバーテンダー(佐々倉)に話す。

だが実は父は祖父が亡くなった時にバーで1人、大粒の涙を流していたという。

 

その事実と共に主人公が女性にかけた言葉です。

 

例えば、お葬式に行くと色んなリアクションをする人がいますよね。

  • 明るくふるまう人
  • 号泣する人
  • 怒る人

子どものころ、そんな大人たちを見て理解できないこともあります。

けれど実は悲しみ方も人それぞれ。

悲しみを表に見せず、人知れず泣く人さえいるんです。

 

若さは時に残酷である

思い出はね 自分が生きた証なんです 失敗も成功も今となってはすべて甘美に思える

第三巻 バーの顔 後編より

名店と言われる「バー東山」で働くことになった主人公。

常連の男性を「明日に向かって生きていただけたら」と励まします。

 

しかし、男性は余命いくばくもなく…。

 

「若さは時としてとても残酷なものですね」という言葉と共に主人公に言ったのが上記の名言です。

 

いつだって今が最高だ、と生きていければ良いのかもしれません。

時として若者は昔を懐かしむ人生の先輩を老害扱いしがちです。

しかし人間は誰しも老いて死ぬもの。

人生において未来より、過去の割合が増えていくのは厳然たる事実です。

 

過ぎ去った人生を慈しむ気持ちが理解できないようでは、結局はまだまだ子どもなのかもしれません。

 

男の意地

人生で見栄をはるのは愚かなことだが バーではどんな男でもちょっとだけ見栄っ張りになるんだよ

第17巻 巨象より

ホテルバーに務めることになった主人公。

バーのオーナーである会長は余命が短く、最後の来店になりそうな雰囲気。

主人公の部下が足元がおぼつかない会長に手を貸そうとするが、主人公は「触るな!」と一喝する。

 

その時、会長が主人公の部下に伝えたのがこの言葉。

 

主人公は続けて部下に「病気の巨象」の話をします。

何トンも体重がある像が一度病気になると立ち上がる気力・体力がなくなりそのまま死んでしまう。

人生においても時に手を貸さず、自分の力で歩いてもらうことが励ましになるという教訓がありました。

 

あなたにはあなたの悲しみがある

どんなに平凡でつまらない人生に見えても 生きることが平穏な日だけだったはずはありませんから

第20巻 後悔の男より

定年を控えた男性が主人公の店にやってくる。

男性は就職時に、一緒に夢を追いかけていた親友を裏切ったことをずっと後悔しています。

「私はこのつまらない人生は彼を裏切ることで手に入れたのかもしれない…」

 

そう嘆く男性に主人公がかけた言葉です。

 

人にはそれぞれの戦いがあり、比べること自体が無意味。

けれど逆説的に「それぞれ」を理解することで、人には自分のあずかり知らない悲しみがあるのだろうと思いやることができます。

いい大人になって、他人がなんの苦労もなく生きてきたと思っている人はバカです。

 

どうしようもない時

人はいつ祈る?自分の無力に涙する時だ

第21巻 あいるらんど より

主人公の恩人であるバイオリニスト(フィドラー)が、主人公にかけた言葉。

これは「涙している人は自分の無力を嘆き、はかない希望を祈っている」と読むこともできます。

 

人は弱い人間、素直な人間に対して無慈悲になることがあります。

涙の理由を考えもせず、自己責任をあたかも正論のように振りかざす。

悲しみを知らない人はやさしさを知ることができないのかもしれません。

 

このあとさらにこう続きます。

「酒も音楽もその時本当に必要になる」

 

この言葉をきっかけに主人公は単身パリに旅立ち、バーテンダーとして成長していくというのがこのマンガの背景になっています。

 

お酒を片手に「Bartender」

こういった名言たちをカクテルやウィスキーのエピソードを絡めながら、読者に届けてくれるのがマンガ「Bartender」です。

コレとってもお酒が飲みたくなるんですよね!

 

最終巻(21巻)のあとがきには原作の城アラキさんのこんな言葉があります。

この作品はカクテルを題材にしているように見えて、問いたかったのは人の生老病死である。

生きていくことの喜びであるよりは苦しみである。

 

マンガですからカジュアルなんですけど、なにやら文学小説を読んでいるような凄みもある作品です。

大人の方は是非読んでみて欲しですね!

 

 

城アラキさん原作のお酒マンガはシリーズが続いています。

こちらもチェックしてみて下さい。

 

 

 

 

それでは!

 

 

 

 

ところで俺、まちがってねぇよな?