ぼく自身は大卒でフリーターバンドマンになったクチなのですが、「大学ってバンドやるうえで役にたった?」と言われるとコレ微妙です。

この記事は、大卒なのに卒業後フリーターバンドマンになってしまったぼくの体験談です!

 

チャンス

軽音楽サークルには所属していなかった

ぼくの経歴だと当然、大学の軽音サークルがきっかけでバンドマンになったと思われがちがんですが違うんです。

ぼくは大学の外部のことがきかっけでバンド活動を始めました。

 

でも、別にそこは後悔していません。

いや、ちょっと羨ましいなぁっていうのはありますよ(笑)

 

軽音サークルなら、

  • 同級生とすぐバンドが組める
  • 先輩から演奏をおしえてもらえる
  • サークルライブで自動的にステージに立てる

などのメリットがありますよね。

 

ただ、例えば「ここの大学のサークルがプロへの登竜門!」ということはなかったです。(まぁサークルですしね)

きっかけにこそなれど、その後の道で有利になるってことはあまりないんでしょうねぇ。




勉強もそこそこしかしてなかった

勉強はそこそこでしたねぇ(笑)

社会学科だったのですが、メインの社会学はまずまずおもしろかったです。

 

他にも「映画論」 とかカジュアルなエンタメ系の講義もあり、それは今でも良かったなぁとは思います。

でも、まぁそれ以外の「興味のない時間」が多すぎる(苦笑)

 

何100時間に及ぶ講義のすべてが自分の身になった方とは言えないですね。

正直、居眠りしてたしw

 

「その時間、もっと練習してたら…」とかは時々考えちゃいますね。

 

奨学金が高かった

で、何より重たいな思うのが奨学金!

ぼく奨学金を借りて大学に行ってたんですよ。

 

毎月6万4000円が生活費としてふりこまれていたかな?

別に使い道は自由なので、貯金しておくとかすれば良いんですけど、フツーに生活費になってました。

 

卒業後、バンドマン生活をはじめると何といっても大変なのが金銭面ですよ!

フリーターの収入は低いし、そもそも音楽なんて収入は安定しません。

 

借金がないにこしたことはないと思います。




結論:バンドマンやりたいなら別に大学に行く必要はない

総じて言うと、ぼくの場合の大学進学はかなりコスパが悪い結果だったと言わざるを得ない感じです。

ウン百万円の借金してまでそのリターンを得れたとは到底思えません。

 

今もフリーランスだし、学歴関係ね~(笑)

ただ、この逆をいけばかなり良いなと思います。

 

  • 軽音サークルに入って仲間をつくり青春を満喫!
  • 将来に備えて勉強も頑張る!
  • 奨学金は借りずに卒業!

 

それでもなお時間が余るのが大学生活ですからね。

うひょ~、大学ってサイコー!(笑)




でも多い!高学歴なバンドマンまとめ

バンド活動と大学進学は直接的にはバンド活動と関係がないものの、高学歴な有名バンドマンって結構いますよね。

 

ざっとリストにしても、

  • 小山田壮平(andymori):早稲田大学
  • 野田洋次郎(RADWINPS):慶応義塾大学(中退)
  • Taka(ONEOKROCK):慶応義塾大学(中退)
  • 斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN ):早稲田大学
  • 角舘健悟(Yogee New Waves ):早稲田大学
  • 大木伸夫(ASIDMAN):明治薬科大学
  • 川上洋平( [Alexandros]):青山学院大学
  • 宮本浩次(エレファントカシマシ):東京国際大学
  • 水野良樹(いきものががり):一橋大学
  • 岸田茂(くるり):立命館大学
  • ホリエアツシ(ストレイテナー):中央大学

などなど列挙にいとまがありません。

 

とは言え中退もいますし、彼らが特別に高学歴を売りにしているって感じもありません。

 

まぁ、有名大学に通えるぐらいの裕福な家庭に生まれて、それが音楽環境にもプラスを与えた、という見方もできるかもしれませんが。(完全なるひがみである)




大切なのは卒業後

何より大切なのは卒業後です。

大学時代に始めたバンド。

4年生になって就活もはじまると、どうしようか迷うと思います。

 

選択肢として、

  1. キッパリやめて就職する
  2. バンド一本を目指してフリーターになる
  3. 正社員で働きながら、バンドをやる

があると思います。

 

ぼく自身は「2」でした。

もちろん、その選択に後悔はありません。

 

その時は何よりバンドをやりたかったですしね。

ただ同じように「バンド命!」の人も「3」の選択肢を考えて欲しいな、と思います。

 

例えば、仮にメジャーデビューできたとして、桑田佳祐さんのようにそのまま60歳を過ぎてもメジャーの第一線で活躍できる人ってどのくらいいるでしょうか?

 

メジャーデビューですら、狭き門なのにアーティストとして一生い続けられる人なんてさらに可能性が低くなります。

ハッキリ言って、これを読んでいるあなたも桑田佳祐さんになるのは無理です(笑)

 

つまり何が言いたいかと言うと、「音楽を一生続けるなら経済力も生活力も必要」ということです。

メジャーデビューするなら契約について知っておかなくてはいけません。

 

その後独立したら、経営のことも勉強しなければいけませんよ。

音楽活動のスケールは大きくなったり、小さくなったり紆余曲折あるのが当たり前です。

 

その時に必要なのはちゃんとお金を稼ぐ力と、お金を管理する力なんです。

もし卒業まじかの大学生バンドマンの方がいたら、音楽のためにその力を養うことを考えてほしいですね。

 

つまり「正社員になる」というのもその力を養うための一つの訓練なんです。

例えば「ミュージシャンになるには年齢は関係あるの?遅咲きミュージシャンまとめ 」という記事には、働きながら音楽を続けて30歳、40歳になってからデビューした人たちをまとめてありますよ。

 

また「音楽と仕事を両立するバンドマン」のカテゴリーには、働きながら充実したバンド活動をする人や、独立して音楽活動する人たちの事例をたくさん掲載していますよ。

 

卒業後の生き方に迷っている大学生バンドマンのみなさんはぜひ読んでみて下さい。